手賀沼通信ブログ抜粋は原則6月と12月に載せていますが、ほかの記事をタイミングよく載せるときには、次の月にずらすことにしています。2月の第167号は2カ月延ばしました。
 ところが延ばすとブログの記事が古くなり溜まってきます。それを防ぐため今月は2カ月連続でブログ抜粋としました。申し訳ありません。
 ちょっとだけ趣向を変えて、古い順に載せるのでなくテーマを設けてみました。

 最初のテーマは、我が家の近くにあったNTTの社宅跡についてです。この話題はブログに7回書きました。最初と最後のものをご覧ください。

ついにNTTの社宅が空き家になった(平成21年10月14日)

 平成21年10月1日、我孫子市若松のNTTの社宅が空き家になりました。9月末に最後まで頑張っていた2世帯の社員とその家族が引っ越しました。そして今は空き家がそのまま残っています。
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 NTTの社宅は全部で9棟、272世帯が住んでいました。途中で4棟が取り壊され、5棟が残っていました。その5棟144軒が空き家のまま残っています。

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 取り壊された4棟分の空き地はフェンスの生垣だけが残りあとは荒れ野になっています。
 今回新たに残された空き家はフェンスで囲いをして人が立ち入れないようになっています。駐車場もフェンスで囲われ、利用できないようになっています。
 NTTの社宅は我孫子市で国道6号線に次いで交通量の激しいふれあい道路に面しています。我孫子市の中心に近い場所です。我が家から歩いて3分のところです。
 そこがぽっかり空いてしまいました。跡地利用がどうなっているのか知りません。


NTTの社宅の跡地に新しい街が生まれた(平成24年1月5日)

 平成23年12月、NTTの社宅の跡地に新しい街が生まれました。
 手賀沼通信ブログで何度かNTTの社宅の跡地について触れてきましたが、昨年12月に建築中のニューホームが完成し、新しい住民が引っ越してきて新しい街が誕生しました。
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 跡地にはまず平成23年4月にウェルシアが新店舗を建設、開店しました。
 住宅の建設は、アイダ設計、中央住宅、荒井建設の3つの業者が担当しました。
 従来からある若松の住宅に比べると、敷地が狭いために垣根はなく木を植える庭はほとんどありません。北側の家は日あたりがよくありません。その代りどの住宅も2台分の駐車場があり、近代的な感じでしっかりした構造になっています。
 おそらく屋内は最新の設備を備えているのではないでしょうか。
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 新しい街は約100戸からなっています。荒井建設の6戸だけがまだ空き地のままですが売約済みの看板が立っていました。
 大通りに面した空き地は、「はま寿司」が新店舗を建設し、今年の7月に開店するとの看板が立っていました。
 これでNTTの社宅の跡地はすべて利用されることになりました。
 高齢化が進み「若松」でなく「老松」などといわれていた若松地区が、若い血が入って活性化することを期待しています。


2番目のテーマはプロ野球のドラフト会議についてです。

若者の夢を奪った今年のドラフト会議(平成23年10月29日)

 平成23年10月27日プロ野球のドラフト会議が開催されました。ドラフト会議は翌年活躍が期待される新人が選ばれ、複数球団から指名された場合にはくじ引きで所属球団が決まります。
 今年も4人の選手がくじ引きの対象になりました。東洋大学の藤岡貴裕投手、東海大学の菅野智之投手、東海大甲府工高の高橋周平内野手、英明高校の松本竜也投手です。
 他の3人はくじ引きで決まった結果に喜びを表していましたが、菅野投手はがっくりと肩を落としていました。
 菅野投手は巨人の原監督の甥で、原監督のもとで野球をすることが夢でした。巨人も菅野投手が3年生の時からドラフト会議で1位指名を公言していました。ドラフト会議の前には菅野投手は巨人の単独指名が予想されていました。
 ところがそれを日本ハムが指名して抽選で交渉権を獲得してしまったのです。おそらく日本ハムは獲得できる確信もなく指名してしまったのでしょう。原監督も菅野投手も茫然自失といった感じでした。
 確かにドラフト会議はだれを指名しても構いません。本人の希望しない球団が指名してはいけないという規則はありません。しかしそれが若者が長く抱いていた夢を壊すとすれば、あまりに無謀といえるのではないでしょうか。
 もし菅野投手が日本ハムの指名を受けないで、社会人野球に入るようなことがあれば、本人だけでなく日本のプロ野球界にとっても大きな損失になります。
 ドラフト会議は過去問題があって、やり方をいろいろ変えていました。最近では本人の希望を無視するようなことはなかったのですが、今年の日本ハムには驚かされました。
 日本ハムは昨年は早稲田大学の斉藤投手をくじ引きで獲得しています。あまり欲張ってはいけません。人の心を思いやることが必要です。
 パリーグでは日本ハムは好きな球団の一つでしたが、今回のやり方を見て好きな球団ではなくなりました。

今年のプロ野球の終了とドラフト制度改善案(平成23年12月3日)

 平成23年11月29日、台湾の台中でおこなわれたプロ野球アジアシリーズ決勝戦でソフトバンクが韓国のサムスンに敗れ、プロ野球の試合がすべて終了しました。11月30日にはプロ野球新人王に巨人の長野外野手と西武の牧田投手が選ばれました。12月1日にはプロ野球のMVPにソフトバンクの内川外野手と中日の浅尾投手が選ばれました。
 横浜ベイスターズは球団の経営母体が変わり、横浜DeNAベイスターズになりました。各チームの秋季練習も終了し、来年に向けてのチームの体制作りと戦力の補強に取り掛かっています。
 そしてドラフト会議で選ばれた新人の入団も続々決まりつつあります。ところが日本ハムから1位指名を受けた東海大の菅野智之が入団を拒否、1年間浪人することになりました。
 社会人野球に入るかどうかは未定ですが、プロ野球で活躍できないことが現実になったのです。1年の浪人はプロ野球界にとって大きな打撃ですが、一番つらいのは本人に間違いありません。
 私はこんなことが起こらないよう次のようなドラフト改革案を考えました。
・1位指名は契約できると確信した選手を指名する
・1位指名した選手を契約できない時は、翌年は指名できる順位を各球団の最後とする
・翌年は他球団と重複指名はできない
・契約できなかった選手には罰金を払う

 ぜひ改革を図ってほしいと思います。

 3番目のテーマはサッカーの話題です。昨年と今年の1月はサッカーを存分に楽しみました。

あっぱれ「なでしこジャパン」(平成23年7月19日)

 平成23年7月17日なでしこジャパンが、第6回女子サッカーワールドカップドイツ大会決勝戦でアメリカをPK戦で破り、世界1となりました。
 決勝戦はスリリングな見事な試合でした。アメリカは世界ランク1位、日本はランク4位です。日本は今までアメリカとは24回戦って1度も勝ったことのない相手です。
 前半は0−0、後半で1点先行されましたが、追いつき延長戦になりました。延長戦でも1点のビハインドを再び追いついてPK戦に持ち込みました。PK戦ではゴールキーパーの海堀あゆみがシュート2本をとめて3対1で勝ちました。主将の沢穂稀は通算5得点で得点王になるとともにMVPにも選ばれました。
 試合は日本時間18日の午前3時半に開始、決着がついたときは6時を過ぎていました。見ていた人は試合展開に感動したことでしょう。
 佐々木監督率いるなでしこジャパンの成績をまとめておきます。
グループリーグ戦
・日本 2−1 ニュージーランド
・日本 4−0 メキシコ
・日本 0−2 イングランド
2勝1敗 2位で決勝トーナメント進出
決勝トーナメント
準々決勝 日本 1−0 ドイツ
準決勝 日本 3−1 スウェーデン
決勝 日本 2−2 アメリカ
       (PK3−1)
 次の目標はオリンピックに出場し金メダルを取ることだそうです。がんばってほしいですね

柏レイソル日本一(平成23年12月6日)

 平成23年12月3日、サッカーJ1の最終節の試合が各地で行われました。柏レイソルは、埼玉スタジアムで行われた浦和レッズとの最終戦に3−1で勝ち、初優勝を果たしました。
 レイソルは今年J2からJ1に昇格したばかり、昇格したチームが優勝したのは、J1史上初めての快挙です。
 12月5日には2011年のJリーグ表彰式が横浜アリーナで行われ、レイソルのMFレアンドロに最優秀選手賞が、ベストヤングプレーヤー賞がレイソルの酒井宏樹に、最優秀監督賞がレイソルのネルシーニョ監督に贈られました。
 柏レイソルは日立製作所サッカー部から生まれました。グラウンドは柏駅から歩いて20分ほどのところにあります。私が毎週グラウンドゴルフを楽しんでいるあかね緑地公園はそのそばにあります。
 レイソルは1999年にナビスコ杯を制しました。また、2000年には最終戦に勝てば優勝というところで一歩届きませんでした。ところが近年は低迷が続いていました。1昨年途中から就任したネルシーニョ監督がチームを立て直したのです。
 平成19年には流通経済大柏高校が高校サッカー日本一になっています。今や柏はサッカーの街といってもいいかもしれません。

市立船橋高校が高校サッカー優勝(平成24年1月11日)

 平成23年1月9日、東京国立競技場で行われた高校サッカー決勝戦で、千葉県代表の市立船橋高校が三重県代表の四日市中央工高を破り日本一となりました。
 市立船橋は試合開始直後に1点を入れられ、試合は1対0のまま後半の45分が経過しました。敗戦が目前でした。ところが後半のロスタイムにコーナーキックのボールをキャプテンの和泉が押し込み同点としました。
 そして延長戦の後半、またしても和泉が決勝弾を決め、市立船橋高校が2−1で劇的な勝利を収めました。和泉は決勝戦で破れた三重県四日市市の出身です。ちょっと皮肉な結果となりました。
 市立船橋高校は9大会ぶり5度目の優勝です。7年前には決勝戦で鹿児島実業にPK戦で敗れるという結果も残しています。サッカーの強豪校です。
 今年J1で優勝した柏レイソルの北嶋選手も市立船橋出身で、73回と75回大会の2度の優勝で活躍しました。
 昨年暮れの柏レイソルのJ1優勝と市立船橋高校の高校サッカー優勝は千葉県民としてうれしい限りです。1昨年秋の千葉ロッテマリーンズのプロ野球日本一に続いて、スポーツが私たち県民を楽しませてくれています。

4番目のテーマは大相撲です。

待望の日本人大関が誕生(平成23年9月29日)

 平成23年9月28日 大相撲に待望の日本人大関が誕生しました。琴奨菊です。伝達式の口上で、琴奨菊は「万里一空の境地を求めて、日々稽古精進いたします」と述べました。宮本武蔵の兵法書から選んだとのことです。
 日本人大関の誕生は、2007年名古屋場所後に昇進した琴光喜以来で、4年ぶりとなります。
 琴奨菊は佐渡ヶ嶽部屋、27歳、福岡県出身、明徳義塾高校卒業です。明徳義塾高校の先輩には元横綱朝青龍がいます。
 琴奨菊は今場所は12勝3敗、最終日まで優勝戦線にとどまりました。今場所を含め関脇での直近の3場所が33勝と、大関昇進のめどとされる33勝をクリアしたため、満場一致で大関に推挙されました。
 先場所も大関昇進のチャンスでしたが、終盤にメンタル面での弱さが出てチャンスを逃しました。メンタル面でのトレーニングに励んだようです。
 今場所は東京の国技館での秋場所でしたが、入場者は前年を大きく下回りました。これは八百長事件が大きな原因ですが、大関以上に日本人が一人もいないことも、大相撲人気の足を引っ張ったと言えるでしょう。
 琴奨菊の大関昇進は大相撲人気挽回の大きなきっかけになるのではないでしょうか。琴奨菊のお得意は左四つかもろ差しからのがぶり寄りです。柏鵬時代の元横綱柏戸の左前みつ右おっつけで一気に寄り切る相撲をほうふつさせます。頑張ってほしいと思います。
 もう一人の関脇稀勢の里も今場所は12勝3敗と活躍しました。来場所は今度は稀勢の里が大関取りの番です。こちらも頑張ってほしいと思っています。

おめでとう稀勢の里(平成23年12月3日)

 平成23年11月30日大関稀勢の里が誕生しました。
 大関昇進のめどとされる関脇で直前3場所33勝には達せず、32勝どまりでしたが、正攻法でけれん味がなく、安定感のある成績が評価されたようです。横綱白鵬と年間3勝3敗の成績も後押ししたのかもしれません。
 北の湖、魁傑、三重ノ海、増位山、琴風、大乃国、千代大海なども32勝以下で大関に昇進しています。
 稀勢の里は現在25歳、茨城県牛久市の中学を卒業しました。牛久は県こそ違いますが、私の住んでいる我孫子市から常磐線で20分足らずの距離にあり、地元の力士と思って応援していました。
 中学校を卒業して鳴門(元横綱の隆の里)部屋に入門しました。十両昇進と、幕内昇進はともに貴乃花に次ぐ2番目の年少記録でした。しかし入幕してからは長らく低迷が続き、大関昇進まで三役在位22場所と遅い方から4番目の記録、新入幕から大関昇進までは42場所と遅い方から5番目の記録でした。
 場所直前に鳴門親方が急死するという不運に見舞われました。その悲しみを乗り越えて10勝5敗の成績を残し、見事大関に昇進しました。
 しかし横綱を目指すには、腰高やわきの甘さ、中途半端な取り口を改善し、自分の相撲の型を身につける必要があります。
 これら欠点を克服してぜひ横綱の栄冠を獲得してほしいと願っています。

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